抜本的なマーケティング改革によって事業再生に成功したA社のケース
マーケティング戦略を抜本的に見直すことで、ブレークスルー的な成長を達成することが可能です。弊社がご支援したプロジェクトのうち、マーケティング戦略とブランド戦略を中心にした総合的な戦略改革と関連する業務プロセスの改善により大きな成果を生んだケースをご紹介します。
状況
コンシューマー向けブランドを販売するA社は売上の拡大に悩みを抱えていた。
新聞、雑誌を中心としたマス媒体とインターネット広告を組み合わせたクロスメディアの広告戦略により顧客獲得を目指してきたものの費用対効果が悪化し、新規顧客の獲得コストはリピート売上によって回収できないレベルにまで膨らんでいた。既存客のリピート率も低下の傾向にあり、これ以上離反客を増やさないために抜本的なロイヤリティ戦略の立て直しも必要であった。
課題
- ●売上の停滞と事業損益の悪化。
- ●広告費をかけた割に、売上が思うように伸びない。マーケティングROIの悪化。
- ●既存客の離反。
処方した施策
- ●顧客インサイトを把握するための総合的な調査の実施。
- ●企業理念の見直しとブランド価値の再定義。
- ●クロスマーケティング戦略の設計。
- ●メディアプランの再設計とマスとネットの費用配分最適化。
- ●既存客のロイヤリティを向上するための各種販売プラン導入。
成果
- ●新規客獲得の広告費を前年の2/3削減しながら(約70%カット)、逆に、売上高は前年を10%近く上回るという売上と利益の大幅な成長を実現。
- ●新規顧客1人あたりの獲得単価を7千円下げることで同じ顧客数を獲得するのに1億円近い大幅なコスト削減。
- ●対前年比でマイナス成長が続いていた既存客の売上を2ケタ増と大幅に改善。
- ●新規客と既存客の売上拡大と無駄なコスト削減により、最終損益で数億円の赤字だった事業をV字回復させ黒字転換に導く。